今日は、雑節の1つ「半夏生 ( はんげしょう ) 」 です。
二十四節気の第10「夏至」 の七十二候・末候「半夏生 ( はんげしょうず ) 」 が、名前の由来です。
現代では、太陽が黄経100度を通過する日を、半夏生と定めています。
この日は、農家にとっては節目となる日です。
この日までに田植えを終え、農作業も一段落付けます。
そして、5日間、ゆっくり休みます。
半夏生になると「毒水」 が降るので、井戸に蓋をするという風習があります。
また、この時期に収穫した農作物には毒が含まれているので、食べてはいけないと言われている地域もあります。
他にも、妖怪が出るとか、竹の花を見てはいけないから竹藪に入るなとか、物忌みの風習があります。
これらは、農作業で疲れた身体を、強制的に休ませるための方便なのでしょう。
また、小麦で作った半夏生餅や、タコを食べる地域もあります。
タコの足みたいに、大地にしっかり根付くようにとのことですね。
今年の前半は、コロナショックで苦労されたでしょう。
このあたりで、暫く休む方が良いかも知れません。
疲労が取れれば、頭が冴え、パフォーマンスも向上します。
今年の後半戦、大いに盛り上がっていくためにも、しっかり休息を取りましょう。