現代社会で称賛されるのは、「道を究める」、「この道一筋」 などです。
優勝する、金メダルを獲る、頂点に立つ人も、称賛されます。
入賞すれば素晴らしいと綺麗事は言いますが、入賞しただけでは称賛しません。
トップになった人だけが、褒められるのです。
トップになるのは、全体から見れば、一握りです。
でも、良いのです。
プロにならなくても、一流にならなくても。
中途半端で、良いのです。
人生が今世一回きりで、それが全てだとしたら、困りますけど。
私達は、生まれ変わり死に変わりして、何度も人生があります。
来世は、今世に磨いたことの続きが出来るのです。
片っ端から興味のあることに手を付けておけば、来世には、いろいろなチャンスに恵まれるでしょう。
今世に、一つのことをかなりのレベルに磨き上げれば、来世は、その道の天才として生まれ変わることもあり得ます。
逆に、今世しなかったことを、来世は一からチャレンジするということもあります。
長いスパンで、考えましょう。
今世に、やりきれなくても後悔する必要はありません。
失敗に次ぐ失敗で、今世は、何も残せなかったという人も、残念に思う必要はありません。
チャレンジしてきたのなら、それは、御魂に刻まれています。
怠けてばかりで、何もしてこなかったと自覚している人も、大丈夫です。
人は、生きている限り、誰かの役に立っているはずです。
藤井翔太君や、イチローさんや、山中伸弥先生を、羨ましいと思わないようにしましょう。
来世か、再来生か、再々来世か分かりませんが、磨き続けていれば、そのうちにあのレベルに到達するでしょうから。
ですから、道半ばにして寿命が尽きたとしても、笑って逝きましょう。