病気平癒の祈願と言えば、薬師如来でしょう。
薬師如来は、正式には、「東方浄瑠璃教主薬師瑠璃光如来 ( とうほうじょうるりきょうしゅやくしるりこうにょらい ) 」 と言います。
瑠璃は、ラピスラズリです。
主にアフガニスタンで産出されます。
ところが、アフガン内戦で、一時、入手困難な時期がありました。
今は、また、出回っているようです。
ラピスラズリは、私も何個か所有しています。
それはともかくとして。
薬師如来は菩薩の時、十二の大願を発しました。
それを全て達成して、如来になったのです。
十二の大願のうち、6番目と7番目が、病気平癒に関するものでした。
さて、私達は、困った時に仏様に働いて頂く必要があります。
もちろん病気の時には、西洋医学に医者にかかって応急処置をするのが第一です。
その上で、漢方やアーユルヴェーダなどの東洋医学で、体質改善を図ります。
この間に薬師如来に祈願し続けることで、良い医者や治療法に出会ったり、元気が出てきたりします。
霊的な原因があれば、取り除いていただけます。
いわゆる奇跡というものは、神仏のレベルでの働きによるものでしょう。
さて、薬師如来に祈願するためには、来て頂く必要があります。
「オン コロコロ、センダリ マトウギ ソワカ」
これを、回数に拘らず、何度も繰り返して唱えます。
出来る限り高速で唱える方が、良いでしょう。
そのうちに、異空間に入ったような感じ、ふわっと暖かいものに包まれた感じ、静寂などに包まれます。
それが、仏様が来て下さった瞬間です。
来て下さったということは、祈りを聞いてやろうということですから、遠慮無く祈りましょう。
ここ一番の時、確実に働いて頂くためには、普段から親しくしておくことです。
病気といえば大げさな感じがしますが、花粉症でも、頭痛でも、肩こりでも、歯痛でも、しょっちゅう祈願してみて下さい。
練習を積み重ねることで、命に関わるような緊急事態に、間に合うのです。