明日16日は、家に帰ってきていた御先祖様達に、あの世に戻って頂きます。
お盆の間、普段、あの世では会うことのない、階層の違う御先祖様達が一堂に会します。
低レベルの御先祖様は、高レベルの御先祖様から、沢山学んだことでしょう。
先祖全体のレベルが上がれば、子孫である私達の運気も上がります。
先祖供養の目的の一つが、これですね。
御先祖様に、とお供えしたことが、結局、自分に返ってきます。
さて、明日は、あの世に戻っていただくわけですが、この世に留まってしまう御先祖様もいます。
一つには、子孫の執着心です。
配偶者や親、祖父母など、大切な人が亡くなったときの悲しみを引きずっていて、盆の間も「会いたい、会いたい」 と嘆いてばかりの場合です。
特に、子供や孫を亡くしていたときに、この傾向は強くなります。
亡くなった本人は、寿命が尽きてあの世に帰ったことを納得しているでしょう。
あの世には、あの世の生活があります。
こちら側の勝手な解釈で、引き戻すようなことがあってはなりません。
感謝の言葉で、清々しくあの世に戻っていただきましょう。
厄介なのは、地獄で苦しんでいて、戻りたがらない先祖です。
お盆が過ぎても、身体が重い、だるい、イライラするなどの症状があれば、このような先祖が取り憑いている可能性があります。
「とほかみえみため」 が一番効果的だと思いますが、しっくり来ない方は、仏様にお願いましょう。
仏壇があれば、祀られている御本尊様に祈願しましょう。
仏壇がなければ、観音様にお願いすると良いでしょう。
観音様は、万能ですから。
「オン アロリキャ ソワカ」
を唱えて、来ていただきましょう。