毎年紹介しています。
古来、中国では、奇数は縁起が良い「陽」、偶数は縁起が悪い「陰」 とされてきました。
陽の最大数が、9です。
それが2つ重なるので、重陽と言います。
最も縁起が良い数字が2つ重なったら、超縁起が良いのではと思われるかもしれません。
しかし、陽が極まると陰に転じるので、注意が必要です。
旧暦の重陽は、今年は10月25日です。
旧暦の頃は、ちょうど菊の盛りですね。
「菊酒」 というものを飲んで、節句を祝います。
食用菊を買ってきて、酒に浮かべて飲むか、梅酒のように、食用菊を酒に漬け込んで菊酒を作ります。
今から漬け込んでおけば、旧暦の頃には、良い感じに仕上がっているでしょう。
漬け込む場合、アルコール度数20度以上のものを使って下さい。
それ未満のものを使うのは、法律で禁じられています。
重陽は、1月7日、3月3日、5月5日、7月7日に比べると、地味な節句ですね。
それに、季節感がありません。
健康に留意しましょうという程度で、特別な行事もお祝いもありません。
でも、「重陽」 を祝って、陽の気をたっぷり取り込みましょう。
新暦と旧暦、両方で。