神社参拝において、多くの御神徳をいただくポイントの第1番目に、「わざわざ」 というのがあります。
わざわざ神社まで足を運んだことを、神様は、評価して下さいます。
遠くの神社、行きにくいところにある神社、悪天候の最中など、条件が悪いのに「わざわざ」 出向いたことで、神様に感動していただくわけです。
バーチャル参拝では、この部分を省略することになります。
パソコン、タブレット、スマホなどで、ネットにさえ繋がれば、いつでもどこでも参拝できるのですから。
これを補うには、別の部分の努力しかありません。
多くの場合、バーチャル参拝をしようと思うのは、遠くの有名神社でしょう。
わざわざ、時間とお金と労力を使って参拝してこそ戴ける御神徳を、手軽に授かろうとするわけです。
まずは、御祭神について学びましょう。
御神名を覚えるのは、必須です。
古事記や日本書紀などで、その神様がどのような活躍をしたのか、調べましょう。
また、神社のホームページで、由来も調べましょう。
次に、祈りの練習です。
一番良いのは、古語を使って祝詞を作文することです。
気分が乗って、祈りに没入できます。
しかし、そこまでしなくても、何を祈るかをまとめておくことは大切です。
願い事は、できるだけ、そこの神様の得意分野にしましょう。
学問の神様に病気平癒、武の神様に恋愛成就などは、的外れです。
ただ、絶対にダメだというわけでは、ありません。
もの凄い変化球の答えが返ってきて、面白いかもしれませんね。
高天原最強の武神・武甕槌大神を祀る鹿島神宮の祈祷メニューの中に、良縁成就や安産祈願もありますから。
それはともかくとして。
祈りの流れとしては、感謝、現地に行かないことの非礼の詫び、神様の称賛、大きな祈り、個人的な祈りです。
最後は、「かむながらたまちはえませ」 で締めくくります。
これは、結果は神様にお任せします、くらいの意味です。
御札や御守りを通信販売で手に入れるかどうかは、自由です。
神社本庁は非難していますが、御玉串や賽銭の代わりとして、購入しても良いでしょう。
そのシステムがあること自体、神様が許されている証拠です。
ちゃんと、御神気と御神徳が入った御札や御守りが、届きます。
また、遠隔祈祷を申し込んでも、良いでしょう。
今、世間はGo Toトラベルで浮かれていますが、今後、本格的なロックダウンがあるかもしれません。
今のうちに、バーチャル参拝を試しておくといいかも知れませんね。