本を読む時、暗記しようとしていませんか。
また、理解しようとしていませんか。
ビジネス書や自己啓発書を読む時、赤ペンを片手に、重要だと思われるところに線を引きながら読んでいませんか。
今すぐ必要な知識を得るためには、このような読み方も有りですが、沢山読むには適しません。
世の中には、記憶力が良くて、読んだ本の内容を全部覚えている人がいます。
一般に「記憶力が良い」 と表現しますが、実際は、思い出す能力が優れているのです。
我々は、一度見聞きしたことは、全て記憶しているそうです。
催眠術を使えば、読んだ新聞の一字一句まで、再現することができるといいます。
覚えようと努力しなくても、本の内容は、どこかに保存されているのです。
脳に保存されているのか、「空間にある意識」 に保存されるのか分かりませんが。
読書量が多いほど、沢山の知識や考え方が、ストックされます。
その場所は、閉ざされた倉庫ではありません。
大量の知識が有機的につながり、「ひらめき」 として、必要な時に降りてきます。
理解しようとしないで読書すれば、読書の速度が上がります。
これが進むと、頭の中で発音しなくなります。
発音しなくても、大丈夫なんですよ。
速読の成否は、この壁を突き破れるかどうかがです。
自分の能力は、自分自身で考えているより遙かに優れていると信じましょう。
速読を身につけると、飛躍的に読書量が増えますよ。