明日10月29日は、十三夜です。
中秋の名月を「芋名月」 と言い、十三夜を「栗名月」、「豆名月」 と言います。
十三夜ですから、満月になる少し前ですね。
完全な円ではない、シンメトリーでないところが、日本人の美意識にマッチしています。
また、「満つれば欠くる」 で、満ちる前の方が縁起が良いとして好まれます。
十五夜を見た人は、十三夜を見ないと縁起が悪いとされています。
これを、「片見月」、「片月見」 と言います。
これは、江戸時代に、遊里が客寄せのために言い始めたらしいですね。
両方見るか、両方見ないか、それとも気にせずに楽しむか。
さて、十五夜も十三夜と同じように、正式には、お団子や収穫物を捧げます。
月を愛でながら、日本酒で「祝う」 のも、いいですね。
経済が冷え込み、夜の冷え込みも強くなってきましたから、熱燗で暖まっても良いでしょう。
月見は、平安時代から長く続く風習ですから、是非、生活に取り入れて下さい。