デイヴィッド・R・ホーキンズ博士による意識分類で、17段階の最下位にあるのが「恥」 です。
このランクの人は、惨めで屈辱感に満たされています。
恥の感覚は、他人と比較することから発生します。
容姿、収入、学歴、家庭環境、職業、会社・・・、ありとあらゆる事柄を、他人と比較していませんか。
比較して劣っていれば、嫉妬したり、憎んだり、自分を哀れんだりしてしまいます。
そして、こんな自分は恥ずかしいと感じてしまうのが、「恥」 のレベルの人です。
多かれ少なかれ、誰でも、この感覚はあるでしょう。
人前で失敗して恥ずかしい思いをしても、たいていは、その場限りです。
中には引きずってしまう人もいるでしょうけれど、心の半分以上を占めることは、まず、ありません。
他人と比較することで感じる恥ずかしさは、ずっと続きます。
この状態の人は、自尊心がありません。
人前に出目のが嫌いですし、同窓会にも出掛けません。
まず、人と比較するのを、やめましょう。
梯谷幸司さんによると、恥のレベルにいる人は、自殺しかねないそうです。
コロナショックで職を失った人が身近にいたら、気を付けてあげて下さい。
コロナショックは、天災と同じで、自分がコントロールできるものではありません。
それでも、職を失ったことを羞じてしまう人は、一定数、います。
これも、他人と比較するからです。
その人の友人、知人、近隣の人がみんなが、自分と同じように失業していたら、恥と思わないでしょう。
何事であっても、他人と比較するのを、やめましょう。
自分は、このままで素晴らしい。
自分は、このままで完璧だ。
たまたま、現在、不足している部分があるだけのこと。
今だけのことなのだ。