賢い人を指して、「一を聞いて十を知る人」 と言います。
そういう人には、滅多に会えません。
ほとんどの人に対しては、一を理解してもらうのに十言わねばなりません。
これが経営者ともなれば、従業員に一を理解してもらう為には、百ほども言う必要があるでしょう。
人は、自分のこと以外には、関心が乏しいからです。
神様だって、そうでしょう。
大きな神社では、毎年、何十万人もやって来て、願い事をして帰るのです。
一言、二言祈るだけで、叶えてもらえるわけがありません。
ましてや、感謝だけして帰ってきたところで、願い事なんて叶いません。
神様に願いを叶えてもらいたかったら、祈って、祈って、祈り倒す必要があります。
一を知ってもらう為に、千言万語を尽さねばなりません。
それだけの言葉を尽くす為には、豊富な語彙が必要です。
豊富な語彙は、大量の読書によって獲得できます。
一年間に、本を100冊も読まない人は、語彙が足りないでしょう。
自分は、どのような人間であって、何の為に、この願いを叶えてもらう必要があるのか、神様に理解してもらってますか。
「これで、聞いて頂けた」 と、納得する祈りをしていますか。
言葉数の乏しい方は、今からでも遅くはありません、大量に読書しましょう。
大量に。