島根県出雲市にあります「命主社 ( いのちぬしのやしろ ) 」 を、紹介しましょう。
主祭神は
神皇産霊神 ( かみむすびのかみ )
いつ創建されたかは、不明です。
この社は、出雲大社の摂社です。
正式名称は、「神魂伊能知奴志神社 ( かみむすびいのちぬしのかみやしろ ) 」 と言います。
現実界の御利益、例えば金運、縁結び、病気平癒などの祈願には、向きません。
神様ですから、配下の眷属に命じて叶えては下さるでしょうけれど。
今世の使命を見付けることや、潜在能力の開発を祈願されると良いでしょう。
この神様は、出雲大社に祀られている大国主命の命の恩人 ( 神 ) です。
1953年の遷宮の時、出雲大社の拝殿が火事になって、その火が命主社に飛び火して焼け落ちました。
この時、燃えたのは拝殿だけで、本殿をはじめ数多くの木造建築物は、燃えませんでした。
また、拝殿と命主社は数百メートル離れていますが、その間にある建物や木々も、燃えませんでした。
不思議な話です。
さて、社のそばには樹齢千年を超えるといわれる椋の巨木があります。
写真を見ているだけでも、パワーを感じることができるでしょう。
出雲大社にお参りの折には、是非、命主社にもお参りください。
出雲大社の摂社ですから、いわゆる「ついで参り」 には当たりませんので、ご安心下さい。