明日1日を指す場合と、小寒までの約2週間を指す場合があります。
天文学では、太陽との視黄経が270度になる瞬間を指します。
一般に冬至といえば、明日1日だけを指します。
二十四節気の期間としての冬至もありますが、私は、冬至が2週間続くと思っている人に会ったことがありません。
七十二候は
初候・・・乃東生 ( なつかれくさしょうず ) → 夏枯草 ( うつぼぐさ ) が芽を出す。
次候・・・麋角解 ( さわしかのつのおる ) → 大鹿が角を落とす。
末候・・・雪下出麦 ( ゆきわりてむぎのびる ) → 雪の下で麦が芽を出す。
さて、昼の時間が一番短い冬至を迎えます。
陰の極まりです。
ここに、ポツンと一点、「陽」 の氣が入ります。
これが、一陽です。
これがあれば、福が来る、つまり、開運するわけです。
「福」 ではなく、「復」 ですから、ご注意を。
冬至は一年の内でも、特別な日の一つですから、いろいろな風習があります。
家庭で実践できるものは、取り入れましょう。
まず、ゆず湯。
この時期、スーパーに行けば売られています。
入浴剤にも柚の香りを付けたものがありますが、明日は本物のゆず湯に入りましょう。
銭湯でも、この日はゆず湯ですね。
カボチャを食べる、というのもあります。
カボチャは漢字で書くと南瓜 ( なんきん ) です。
「ん」 の付くものを食べて運を付けようということです。
この時期ですと、レンコン、ニンジン、うどん、ですか。
この他にも、キンカン、寒天なども手に入ります。
黄色い食べ物は金運食材といわれていますから、ぜひ、食して下さい。
さて、この一年、いかがでしたか。
明日で、陰が極まり、明後日から陽の氣が増していきます。
スタートを切るには、良いきっかけとなるでしょう。
良い1日を、お過ごし下さい。