和歌山県御坊市にあります、「寶 ( たから ) 神社」 を紹介しましょう。
御祭神は
若一王子 ( にゃくいちおうじ )
保食神 ( うけもちのかみ )
この地域は、古来、海上交通の要衝であり、鉄、銅、銀などの金属類も沢山運ばれてきました。
それで、この辺りには、冶金や金属鋳造に携わる人が沢山住んでいました。
そういうこともあって、「財宝 ( たから ) の里」 と呼ばれていました。
奈良時代には、熊野地方で産出した銀が運ばれてきて、ここで精錬され、都に献上されていたそうです。
この神社の神様は、村人達の金属財宝の神様だった、ということです。
新年、最初の神社紹介としては、相応しい名前の神社ではないでしょうか。
名前が、そのものずばり、寶 ( たから ) です。
さて、寶は言霊で「他から」 と同じです。
つまり、「寶は、他からやって来る」 のです。
他人が動いて、もたらされるのです。
宝が欲しければ、他人に働きかける必要があります。
相手が必要としているものを与えることで、宝を受け取ることが出来ます。
これが、商売です。
あなたの才能、能力、技術を、高く売りましょう。
神様は、手助けして下さいます。