中国古典「詩経」 の一説にある言葉です。
紀元前八世紀頃、衛という国に武とい王様がいました。
「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」 とあります。
切とは、骨を切り出すこと。
磋とは、ヤスリやかんなで磨き上げること。
琢とは、槌とのみで石の角を削ること。
磨とは、砂や石を使って磨き上げること。
この部分は、「大学」 の伝三章にも取り上げられています。
切するが如く磋するが如くとは、学問を持って知を磨くことの喩え。
琢するが如く磨するが如しとは、自らの徳性を修めることの喩え。
とあります。
学問し、立派な人格を作り上げるのは、並大抵な努力ではダメだ、ということですね。
切磋琢磨する、と簡単に言いがちですが、実行するには、相当の覚悟が要ります。
体力もいります。
荒魂の力が、必要です。
修行における基本は、荒魂磨きです。
一番苦しいのも、荒魂磨きです。
荒魂は、勇気と忍耐ですが、身体に表れると、筋肉です。
筋トレは、荒魂磨きに直結します。
筋肉を鍛えましょう。
私は女性だから、もう年だから、なんて言っていてはダメですよ。
ボディビルダーやパワーリフターになるわけではないのですから。
やっている内にハマってしまって、そちらの道に進むかもしれませんけど。
それはそれで、素晴らしいことです。
さあ、今から、切磋琢磨しましょう。