中国古典「大学」 の伝六章にあります。
「しょうじん かんきょして ふぜんをなす」
徳の無い人は、暇になるとろくなことをしない、というくらいの意味です。
小人は、ろくなことをしませんが、善でありたいという心も持っています。
それで、君子を見れば、自分もそうなろうとして自らの不善を覆い隠しますが、うまくいきません。
心の真相が、表に出てしまうからです。
ですから君子は、深くこの事を戒めて、一人でいる時の行動に注意するのです。
自分は小人だと思う人は、暇を作らないことです。
スケジュールをびっしり詰め込んで、過労で倒れるくらいに頑張ってみてはいかがでしょう。
とはいえ、これが、また、難しいのです。
人にやらされると、すぐに疲れてしまいますが、自分で決めたことは、いくらやっても過労になりません。
To-Do リストを作ったら、それをこなすことが楽しくて、やればやるほど元気が出てきます。
それで、成長していくわけですが。
この世に生きている限りは、暇のない人生が理想です。