方位除け、八方除けなど、方位の障りを防ぐ祈祷を受けても、「大難が小難に、小難が無難に」 なるだけです。
だけですと言ってしまうと、神様に失礼かもしれません。
でも、真実です。
無難といっても、少しは嫌なことがあるでしょう。
いくら熱心に祈っても、御玉串をはずんでも、無かったことにはしてくれません。
とはいえ、重傷を負って入院するところを軽い傷で済んだら、とても有難いことではあります。
さて、凶方位の影響を受けなくするためにはどうするか。
一つは、この前に紹介した、五黄殺への引っ越しです。
11年半 ( 占いの流派によっては、もう少し長い期間を言っているところもあります ) の間、あらゆる不幸に耐え抜いて、前世の劫を祓ってしまうのです。
その後は晴れて自由の身、ですよ。
いつでも、どこへでも、気にせずに出かけることができます。
この方法は、引っ越すだけですから、実行するのは簡単です。
もし、自分の意に反して五黄殺への引っ越しを余儀なくされた場合は、まずは、方位除け祈願を受けてください。
それと、可能な限り、吉方位旅行を繰り返しましょう。
これで、五黄殺の影響は減らせます。
もう一つは、自分を徹底的に磨くことです。
ワーク・ライフ・バランスとか、睡眠負債とか、ぬるいことを言っていてはいけません。
今日は昨日の限界を超える、という日々を過ごします。
学び、悟り、鍛え、徳を積む日々です。
息抜きも、リラックスも考えません。
そんな日々を続けていると、手相や人相以外の占いが、当たらなくなります。
西洋占星術や四柱推命など、生年月日を用いた占いが、外れだします。
その域まで、到達して下さい。
そこまでいけば、神仏の御加護も大きくなり、また、大きな使命が与えられ、単に不幸に落ちることはなくなります。
体感としては、五黄殺に引っ越した時と同じくらい、苦しく、きつい日々でしょう。
切磋琢磨、です。
ちなみに、手相や人相は、変わっていきます。
いつ見ても同じ手相の人は、全く進歩していない証拠ですから、反省して精進して下さい。
どちらにせよ、凶方位の影響を受けなくするためには、苦しまなくてはなりません。
ただ苦しむだけではもったいないですから、学び、鍛え、進歩につなげましょう。