彼岸が過ぎて三日、六波羅蜜の修行は続けていますか。
おさらいすると、六波羅蜜とは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六つです。
俗世間で生きている限り、毎日全部は、出来ないでしょう。
一つでも、二つでも、思い出しては続けるを、繰り返しましょう。
続けるということには、2種類あります。
一つは、1日も欠かすことなく、やり続けるもの。
これは、習慣付くまでは、かなりの忍耐力、精神力が要ります。
その代わり、習慣付けば後は自動ですから、食後の歯磨きのように、当たり前の行動になります。
そこに苦痛は、ありません。
もう一つの「続ける」 は、やったり休んだりしながらも、続けているというもの。
人間ですから、気分が乗らない日もありますし、仕事に追われる日もあります。
それで、やらない日があっても、次の日には、やる。
数日お休みしても、思い出して、また始める。
こういうやり方でも、1年間続ければ、「続けてます」 と胸を張って言えます。
ただしこちらは、習慣になっていない分だけ、行動する時に意志が必要になりますね。
たとえ半年に一度、彼岸の度に思い出して再開するだけだとしても、全くやらないよりは、ずっと素晴らしいと思います。
楽しみながら、やっていきましょう。