子犬がじゃれついてきた時、蹴飛ばす人は、あまりいないでしょう。
小さく、弱く、可愛らしいものが頼ってきたら、嬉しいものです。
神様に対して、子犬のようにじゃれついてみませんか。
じゃれつくとは、漢字で書くと「戯れ付く」 です。
慣れて、たわむれまつわりつく。
懐いて甘える、というような意味です。
何かある度に神社に参拝して、神様に報告する。
何もなくても参拝して、挨拶する。
こういう人は、神様に好かれます。
年に一度、初詣の時だけやってきて、五円玉や十円玉や百円玉を賽銭箱に放り込み、願い事だけして帰っていく人は、沢山います。
日本人の多くは、このパターンでしょう。
次は、願い事がある時だけ参拝して、同じく五円玉や十円玉か百円玉を放り込み、注文だけして帰っていくというパターンの人です。
もし、普段の付き合いが全く無い人が、頼みごとをする時だけ訪ねて来たら、あなたは、歓迎しますか。
喜んで頼みごとを聞いてやりますか。
難しいでしょう。
古事記を読まれた方は分かると思いますが、日本の神様は、皆さん感情が豊かです。
好き嫌いも、あります。
人も神様も、同じですよ。
神様に対しても、日頃のお付き合いが大切です。
いつでも、何でも神様に投げかけてみてください。
答えが返ってこようが、こまいが、気にしません。
感謝だけでなく、愚痴や不満も言ってみましょう。
「あなたは、御神徳を出し惜しみしている。」
「私は真面目にやっているのだから、少しは願い事を叶えてくれても、いいじゃないですか。」
みたいなことを、私は平気で祈りの中に入れます。
神様を、遠くにいて崇め奉る存在だと、思っていませんから。
何をするにしても、祈りながらやって、失敗したら、半分神様のせいにします。
神様に半分寄り掛かっているのですから、半分は神様の責任ですよ、みたいに。
いつも、神様と共に在る。
そういう日々を、過ごしましょう。