困難があれば試練と受け止め、真っ向から挑んでいく姿は、格好いいものです。
一切の弱音を吐かず乗り越えて、「どうだ、私は凄い」 と思えたら、素晴らしいです。
神様に祈り、神様と共に困難を乗り越え進んでいくことは、理想です。
ところが、そんなに強い人は、少ないでしょう。
困難に立ち向かうのも人生ですが、避けるのも人生です。
目の前に高い壁があれば、努力して乗り越える。
力ずくで、壁をぶち壊して進む。
壁の隙間を探す。
乗り越えない。
どれも、みな人生です。
どれが正解なのかは、分かりません。
苦労して乗り越えても、その先に大したものはなかった、なんてこともあります。
壁をぶち壊すのと同時に、大切な人間関係も壊してしまうかもしれません。
隙間を探して歩き続けたのに、隙間なんて無かった、なんてこともあります。
乗り越えないで別の道を行けば、そこに素晴らしい世界が広がっているかもしれません。
人生は、選択です。
壁に出会う度に乗り越えるのか、のらりくらりと躱しながら進むのか。
対応の仕方は、全て、自分で決めることが大切です。
自分で決めた上での行動は、傍から見たら失敗に終わっても、本人には学びの機会です。
自分で決めたことだから、傍から見たら苦労でも、本人は楽しくて仕方がない。
学校で学ぶのは、「壁は、乗り越えるべきだ」 ですね。
でも、~べきだというのは、信じ込みです。
のらりくらりと行くのも、また、人生ですよ。
逃げずに自ら選択して進んでいるのなら、神様も味方して下さいます。
大切なのは、「自分自身で決める」、ということです。