白血病を克服して、東京五輪の出場権を得た池江璃花子選手のインタビューで、気になる発言がありました。
闘病の頃を聞かれて、「私から水泳を取ったら、何も残らないと思った」 みたいなことを話していました。
先日亡くなられた、古賀稔彦さんも同じようなことを言っていました。
「私から~を取ったら、何も残らない」
その道一筋、全力を注いできたから、そう思ったのでしょう。
世界レベルにまで到達し、頂点まであと一歩のところで病気や怪我で躓いたら、そんな風に思うのも無理はないでしょう。
客観的に観て、池江さんから水泳を取ったら、何も残らないと思いますか。
古賀さんから柔道を取ったら、何も残らないのでしょうか。
そんなことはないでしょう。
人は誰しも、沢山の能力や才能を持っています。
池江さんは、才能の一つを水泳で表現しました。
世界レベルになる為には、本人の努力以外に、環境、タイミング、出会いなど、他の様々な要素が要るでしょう。
ぴたりと合わさるためには、徳と運が必要ですが。
また、今世の使命を果たすために、神様の加護と導きもあってのことです。
それはともかくとして。
私達のDNAは、数え切れない程の、数多くの御先祖から受け継いだものです。
その方たちが持っていた才能を、私達は受け継いでいます。
また、私達は、何度も生まれ変わって、御魂磨きの人生を繰り返してきました。
生まれ変わる度に、様々な能力を磨いてきました。
それらは、御魂に刻まれています。
凡人である私達は、まだ、持てる才能を発揮していないだけです。
あるいは、ごく一部、少量しか出でいないので、世界レベルに至っていないのだと、言えます。
私達が持っている才能は、一つや二つではありません。
御先祖から引き継いだもの、前世までに磨きあげたものを掘り出して、広く大きく、世の中に尽くすことが出来ます。
一芸を究めた者は多芸に通ず、と言います。
才能の掘り出し方、伸ばし方を体得しているから、次から次へと、何でも出来る人になれるのです。
「私から~を取っても、まだ〇〇がある。」 のです。
さらに、「△△も◎◎も・・・、ある。」 のです。
さあ、未発掘の才能を見つけるためにも、新しい体験を沢山しましょう。
初体験を全てに優先するのは、その為でもあります。