日本は、長らく天照大神の時代が続いてきました。
天照大神が神様の頂点とされたのは、古事記からだといわれています。
女帝持統天皇を正当化するために、女神である天照大神を最高神としました。
ただ、奈良時代以前は、天照大神は男神だった、という説もあります。
古事記には沢山の神様が登場しますが、天照大神は98番目だかの神様です。
数字は、定かではありませんが。
古事記で最初に登場するのは、天之御中主 ( あめのみなかぬし ) 神です。
この神様は、登場して直ぐに、「身を隠したまいき」 です。
この神様と、高御産巣日 ( たかみむすび ) 神、神産巣日 ( かみむすび ) 神を合わせて、造化三神と言います。
この三柱とも、ただ登場するだけで、去ってしまいます。
古事記編纂の時、当時の支配者にとって都合の悪い神様だったのでしょう。
しかし、都合は悪いけれど抹殺できない重要な神様、ということだったのだと思います。
主催神として祀られている神社も、あるにはありますが、小ぢんまりとした無名の神社ばかりです。
大きな神社では、摂社や末社の一つとして、小さな祠で祀られていたりするくらいです。
生き物として私たちの先祖をたどっていけば、最初の単細胞生物に至ります。
魂の先祖をたどっていけば、天之御中主です。
これからは、日々の祈りの中に、天之御中主への感謝を入れてください。
人生が、変わっていくことでしょう。