劣等感以外にも、否定的な感情は沢山あります。
怨み、憎しみ、嫉み、妬み、怒り、悲しみ、嫌悪感、孤独感、喪失感、無価値観・・・。
これらを感じたことの無い方は、まず、いらっしゃらないでしょう。
これらの感情が立ち上がった時、そのまま味わってください。
辛いでしょうけれど。
押さえつけることも、気持ちを切り替えることもせず、ただ、感じます。
その時、「今、悲しんでいる。」、「今、怒っている」 のように、客観的に観ている自分がいます。
それが意識です。
「意識は空間にあって、脳は受信機に過ぎない。」
「思考、感情、身体は、パートナーである。」
という説があります。
感情はパートナーであり、右脳の働きです。
否定するのも、抑え込むのも、間違っています。
そのまま、感じましょう。
そして、それを向上のためのエネルギーにしましょう。
これら、否定的な感情があるから、向上心が芽生えるとも言えます。
他人に対して優越感を持っていたら、向上しようと思わないでしょう。
心が満たされていたら、それ以上、欲しがらないでしょう。
そこで、成長が止まってしまいます。
否定的な感情は、必要不可欠なものです。
それを、いかに有効に使うか。
それが、人生を分けます。
怨んだまま突っ走って、相手を殺めてしまったら、そこで人生が終わりです。
自分は価値の無い人間かだからと自殺したら、あの世で苦しみ、来世も苦しみます。
知性を使って、否定的な感情を、上手く使いこなしましよう。
大量の読書をして、知性を磨いてください。
まずは、「否定的な感情は、必要不可欠なものだ」と、宣言することから。