前回は、ネガティブな感情を拒否しないで、じっくり味わい、行動のエネルギーにしましょうという話をしました。
「ネガティブな感情は、悪いものではない」 ということです。
では、ネガティブな思考は、どうでしょう。
ネガティブな思考は、ネガティブな感情から発生します。
他人から酷い仕打ちを受けた時、怒り、憎しみ、嫌悪感など否定的な感情が立ち上がります。
お釈迦様でもない限り、当然のことでしょう。
怒りや憎しみの感情から、仕返しをしてやる、殺してやる等の思考が発生することがあります。
そこで止まれば、まだ、大丈夫です。
しかし、同じ相手から何度も酷い目に遭わされたら、堪忍袋の緒が切れます。
そして、行動に移ってしまいます。
復讐は、極端な行動ですけれど、実際に、そのような行動をとる人はいます。
ネガティブな思考は、相手も自分も不幸にしてしまう可能性を秘めています。
繰り返しますが、ネガティブな思考が発生すること自体は、仕方のないことです。
その時に、それを修正するのが知性と教養です。
知性と教養を、磨きましょう。
それには、大量の読書が最適です。
コロナ騒動で自由に使える時間が増えた方は、是非、読書に当ててください。
時間が無いという方は、何かを削ってでも、読書の時間を確保して下さい。
それは、単にネガティブ思考に気付くだけでなく、未来の幸せにもつながります。