いい人であるべきですが、「人がいい」人であってはいけません。
他人には親切にすべきですが、奴隷のようになってはいけません。
困っている人は助けてあげるべきですが、相手が楽するために利用されてはなりません。
「あの人はいい人だ」と言われる人になるべきですが、「あの人は、人がいい」と言われないようにしましょう。
「人がいい」は、褒め言葉ではありません。
「人がいい」人は、自分自身だけでなく、周囲の人の成長にも、マイナスです。
神様に対して、人々の幸せを祈るような心の綺麗な人は、「人がいい」人になりがちです。
頼まれると嫌と言えず、自分の用事を後回しにして、相手のために動いてあげます。
その相手は、本当に困っているわけではありません。
何でも言うことを聞く都合の良い人間だと思っているから、便利に使っているだけです。
自分に、もしその傾向があるなら、改めましょう。
その第一段階として、志を持つことです。
志を遂げるための行動を第一とし、それ以外のことは瑣末なことだと、軽視しましょう。
実際、そうなのです。
相手が、本当に困っているのかどうか、なんとなく分かるでしょう。
第二段階は、人間関係の整理です。
マイナスにしかならない関係は、切ってしまいましょう。
それは、相手のためにもなります。
日本では、「友達を大切にしましょう」と教育され、大人になれば、絆だ空気だと言って、周囲に縛られます。
それは、必ずしも正しいわけではありません。
煩わしさを感じる関係は、切ってください。
そして、よりレベルの高い人たちと繋がりましょう。
今日、あなたは、「人がいい」人を卒業です。