日本では、謙虚が美徳とされていますから、謙虚に振る舞っているうちに、自分を低く見積もってしまうようになってしまいます。
これが行き過ぎると、やがて「自分には価値が無い」と、思うようになるのですね。
思い上がってエラそうにしている、鼻持ちならない人よりは、他人にとっては都合の良い人ですが。
それが何年も続くと、当たり前になってしまって、抜け出せません。
自分はつまらない人間だと思っている状態が、コンフォートゾーンになっていることに、気付きまょう。
抜け出すには、まず、気付くことです。
気付きましたか。
気付いたあなたは、素晴らしい。
馬鹿は、気付くことができません。
気付いたあなたは、賢く、価値ある存在です。
けっして、つまらない存在ではありません。
ここで、抵抗しないでください。
しかし、「だって・・・なんだもの」と、自己否定したい人は、徹底的にやってみるのも、一つの手かもしれません。
中途半端に思っているから、その状態が続いて、抜け出せないのです。
私は、馬鹿だ、阿呆だ、役立たずだ、値打ちがない・・・、自分で欠点だと思っていることを、集中して、書き出してください。
これ以上ない、人類史上最低の人間だ、というところまで、徹底的に自己否定してみてください。
そうすると、易でいうところの「陰極まれば陽」です。
「一陽来復」という言葉もあります。
自分を否定する言葉が尽きたら、肯定する言葉が出てきます。
それが、自分を愛することの、始まりです。
ただし、この方法は諸刃の剣です。