音楽家の三枝成彰さんが、以前、「ピアノを人前で弾いてお金を戴くレベルになるまで、20年かかる。
40歳で始めたら、60歳からリサイタルを開いて稼げるようになる。
( 寿命が伸びた今の時代 ) 80歳までは活躍できる。」
みたいなことを、仰っていました。
才能がなくても、20年努力すればプロになれる、だから、始めるのに遅いという事はないと。
ピアノに限らず、何かを始めるのに遅いという事はありません。
もし、前世までにある程度磨いていたものなら、あっという間に才能が開花して、大活躍できるでしょう。
磨いてないものでも、20年続ければ、プロになれます。
今世だけを考えると、もう年だし、今更やってもと思われる方もいるでしょう。
しかし、来世があります。
キリスト教でいう来世は、あの世のことですが、ここでいう来世は、生まれ変わった次の人生です。
今世に完成できなくても、来世は、その続きから始められます。
あなたも、生まれつき得意なものがあるでしょう。
それは、前世までに磨いてきたものです。
同じように、今世に頑張ったものは、来世、得意なものとして生まれてくることができます。
生まれ変わりを繰り返す、長い長いスパンで考えたら、何かを始めるのに遅すぎる事はありません。
思いついた時が、最高の機会です。
先日亡くなりました、元中日ドラゴンズの大島康徳さんは、野球を始めたのは高校に入ってからです。
それでも、プロになって活躍し、2000本安打を達成して名球会入りを果たされました。
また、大学に入ってからヴァイオリンを初めて、卒業後にN響に入った人がいるそうです。
大島さんの前世の頃には、野球は存在していなかったかと思いますが、体を鍛えるような事はしていたのでしょう。
今世、中途半端で終わっても、来世がありますよ。
特に、人生の残り時間が少ないと自覚されている方は、片っ端から、挑戦してみましょう。
来世の準備です。