修行の再開です。
明日、彼岸五日目は、精進です。
精進は、「努力精進」あるいは「精進努力」と言われることもありますが、要するに努力することです。
努力は、一回だけ、一日だけすれば良いというものではありません。
成功するまで、目標を達成するまで、し続けるのが努力というものです。
俗に「一万時間の法則」と呼ばれるものがあります。
才能の有無に関わらず、何事も一万時間練習すればものになると、言われています。
一万時間は、一日に五時間練習しても、二千日。
およそ五年半です。
あなたは、そこまでてきますか。
三年で事を成そうとすれば、一日も休まず、九時間以上練習することになります。
不可能なことではありません。
ピアノ、ヴァイオリン、バレエなどの英才教育を受けて育った子は、これくらいはやっているでしょう。
ただ、四十代、五十代、六十代・・・と、年齢を重ねていくほど、努力が億劫になります。
それなりの収入があり、立場があって、「何も今更・・・」という気持ちも出てきますし、現状維持ができれば安泰ですから。
追い込まれない限り、努力なんてしないでしょう。
また、若い人の中には、努力なんてカッコ悪い、と考える人がいるようです。
結局、老いも若きも努力を厭うのです。
ブッダの時代から、そうだったのでしょう。
それで、わざわざ修行の眼目として挙げられているわけです。
精進は、御魂磨きです。
「今世の残り時間が短くて、今更頑張ったところで、何も達成できないから、もういいや。」と、思わないで、努力しましょう。
来世がありますよ。
来世は、今世の続きから始められます。
それに、少なくとも、努力が苦にならない人として生まれ変われるでしょう。
明日は、精進の大切さに思いを馳せてください。
目標の無い方は、何か見つけて、始動しましょう。
あなたが努力している姿は、守護霊も、産土神も、自分の潜在意識も、見ています。