明日の修行は、禅定 ( ぜんじょう ) です。
禅定は、心を定める修行です。
「こころ」というくらいですから、ころころ変わるのが心です。
放っておくと、心は、あっちにふらふら、こっにふらふらして、定まりません。
ポジティブに捉えれば好奇心旺盛、ネガティブに捉えれば移り気、ですね。
何かを成し遂げる時には、集中しなければなりません。
修行とは、集中することでもあります。
人は誰でも、好きなことに取り組めば集中するし、そうでないことなら、余計なことを考えながら行ってしまいます。
それが、普通です。
それに逆らって、集中する訓練をしましょうというのが、「禅定」です。
集中と聞けば、座禅や瞑想をイメージされる方も多いでしょう。
しかし、それらは、返って集中できません。
やったことのある方は、わかるでしょう。
瞑想の最中には、次から次へと、雑念が湧き上がってきます。
仕方がありません、そういうものなのです。
情報量の多い現代では、興味のないものに集中するのは、不可能かも知れません。
それでも、明日は何か一つ、やる事を決めて仕上げましょう。
例えば、部屋の掃除、整理整頓、溜まっている本の読書、溜まっている動画の視聴なと、丸一日、集中して取り組んでみてください。
途中で飽きても、我慢して仕上げてしまいましょう。
一つ仕上げれば、その分、自己肯定感も上がります。