「形から入る」と言われる様に、神社参りも正式な作法を身につけるべきではあります。
鳥居の前で一礼してから入る、参道の真ん中を歩かないなどは、礼儀として当然です。
手水舎で、手や口をすすぐ順番や柄杓の使い方も、作法に則って美しく振る舞えば、気分も乗ってきます。
マスコミがテレビで正式な作法だと紹介している二礼二拍手一礼は、GHQが定めたものです。
今ではこれが一般になっていますが、気に入らなければ、好きな様にしても構いません。
ちなみに出雲大社では、二礼四拍手一礼です。
伊勢神宮では、柏手を9回も打ちます。
GHQが定める以前は、一回拍手するだけで祈ったり、神主を真似たり、いろいろでした。
さて、肝心な祈りは、真心でないと通じません。
賽銭箱に五円玉や十円玉を放り込んで、欲しいものを注文しても、何も起きません。
また、五千円や一万円の玉串をして正式参拝して、あるいは御神楽を奉納して、「欲しいものを注文」しても、やはり何も起きません。
賽銭や玉串は、神様に働いてもらうための対価ではありませんから。
神様自身は、お金なんて要りません。
ただ、神社はこの世のものですから、お金がかかります。
それはともかくとして、お金を払って神様に言うことを聞いてもらうなどという考えでは、何も起こりません。
必要なのは、真心の祈りです。
叶えたい夢があり、欲しいものがあるなら、真心で祈ってください。
夢を叶えるため、欲しいものを手に入れるため、自分はどれほどの覚悟を持っているのかを、切々と語りましょう。
そして、最大限の努力をする誓いを立てましょう。
熱誠祈願と呼ぶにふさわしい祈りは、神様に通じます。
その後、いろいろな変化が起きるでしょう。
変化を受け入れる覚悟、自分も変化・変容する覚悟を持って、祈ってください。