幸せになるためには、徳分が必要です。
前世の徳分にプラスして、今世も大いに徳を積んで、幸せをゲットしましょう。
とはいえ、人の命を救う様な、大きな徳を積む機会は滅多にありません。
たとえ、その様な場に出くわしたとしても、冷静に対処できるでしょうか。
それよりも、小さな徳をコツコツ積んでいきましょう。
そこで、一日一善です。
これは、六度万行 ( 六波羅蜜 ) で、お釈迦様が仰っている言葉です。
六度万行は、彼岸の修行として紹介しました。
続けていらっしゃいますか。
三日坊主になってしまっている方は、また、始めてください。
一日一善とは、六度万行の中にある修行のうち一つでもいいから、毎日やりなさいということです。
布施の一環として、無財の七施のうちの一つでも構いません。
慈悲の眼差しを向けたり、微笑んだりするくらいなら、心がけてさえいれば、難しいことではないでしょう。
それだけでも徳積みになるのですから、やらない手はありません。
続けていれば、それは積み立て貯金の様に、気がついたら物凄く徳分が貯まっています。
それがいずれ、幸せに変わります。
また、あの世と来世の待遇にも影響します。
一日一善。
コツコツ、積み上げていきましょう。