他者に対する、怒り、憎しみ、恨み、妬み、嫉みが消えれば、ずいぶん楽になります。
これらの感情は直感の妨げになり、幸せになることを阻害するものでもあります。
相手を許せば、それで消えますが、そう簡単に許せるものではありません。
何度も、痛い目に遭わされた時のことを思い出しては追体験してしまいます。
想像するだけでも、脳は何度も体験していると感じて、怒りや憎しみの度合いは増すばかりです。
そこで、言葉の力を利用しましょう。
思い出して負の感情が生じたときに、相手に対して「汝に幸あれ」と呟いてください。
ただ、呟くだけです。
気持ちを込める必要は、ありません。
言葉の力で、負の感情を薄めていくのです。
口先だけで構いません。
「汝に幸あれ、汝に幸あれ・・・。」と、繰り返し呟いてみましょう。
言葉の力は強いものですから、しばらく続けているうちに、怒りや憎しみが消えていきます。
そのほか、他者に対する否定的な感情が湧き上がってきたときには、いつも「汝に幸あれ。」を繰り返してください。
もう一度書きますが、気持ちを込める必要はありません。
相手が幸せになることではなく、自分の負の感情を処理するのが目的です。
相手の幸せを願う必要は、無いのです。
呪文のように「ナンジニサチアレ」と、繰り返すだけです。
言霊のパワーが炸裂して相手が幸せになってしまっても、それでいいじゃないですか。
その時あなたには、大きな徳分が加算され、相手以上の幸せが訪れるはずです。