言葉の力を利用して負の感情を処理することを、前回、書きました。
聖書には、「初めに ( 始めに ) 言葉ありき」とあります。
全ては言葉から始まった、ということです。
私たちの体も、心も、言葉からできている。
世の中の現象も、言葉からできている。
このように考えてみましょう。
言葉からできているのなら、言葉によって変えることが出来るのではないでしょうか。
というところから、まずは一番身近な、自分自身の感情のコントロールから始めましょう。
「汝に幸あれ」は、試してみましたか。
憎き相手のために、幸せを願う必要はありませんよ。
機械的に、「ナンジニサチアレ」を声に出して繰り返すだけです。
続けることで、感情の変化を感じてみてください。
この、言葉の力をブラスに使うのが、アファメーションです。
ただ、アファメーションの内容が事実ではないので、理性が邪魔をします。
強引に続けるほど、心が反発して逆効果になってしまいます。
アファメーションをするなら、短い言葉をお勧めします。
「私は凄い。」
「私って、最高。」
これらは、以前、書きました。
このほか、「ありがとう」、「すばらしい」、「愉快」のような単語でも効果があります。
先日見たアニメのセリフに「わたしは賢い」、というのがありました。
「サクガン」というアニメの主人公メメンプーのセリフです。
メメンプーは少女で、ガサツな父親とロボットを操縦しながら冒険するという、ファンタジーです。
その主人公が、「わたしは賢い ! 」と言い放つのです。
今まで、この言葉を発したことのある方は、恐らくいらっしゃらないでしょう。
試しに、声に出して言ってみてください。
「わたしは賢い ! 」
どうですか。
何か、感じられたはずです。
それが、言葉の力です。
続けていれば、賢くない人は賢くなり、賢い人は、超賢くなっていきます。
いろいろ工夫して、言葉の力を活用してください。