人生においては、成功よりも失敗の方を多く経験します。
失敗について、
「この方法ではダメだ、ということが分かったのだ。」
「学びになった。」
「失敗したことで、別の道がひらけた。」
と、ポジティブに受け取ることなんて、普通、できません。
このようなことが言えるのは、のちに成功した人だからです。
成功して幸せになれば、過去の失敗のほとんどは許せるでしょう。
失敗続きで、今もまだどん底にいる人が、こんなこと言いますか。
言わないでしよう。
だから、あなたが失敗して、いつまでも後悔したり、未練があったり、落ち込んだ気分か抜け出せなくても、それが当たり前なのです。
最大の期待を持って臨んだことが上手くいかなかったら、誰だって物凄くガッカリしますよ。
失敗に対して、伝記や自己啓発書に書いてあるような受け取り方ができる人こそ、異常です。
失敗したときは、大いに悔やんでください。
その上で、「なんのために失敗したのか」を考えましょう。
「なぜ、失敗したのか」では、ありません。
「何のために」です。
「なぜ」は、過去に向いていますから、解決にはなりません。
「何のために」は、未来に向いています。
「何のために、そのような結果を作り出したのか」を、自分なりに考えて、答えを出してください。
それが正解かどうかは、関係ありません。
ですから、他人に答えを求めてはいけません。
どんな時も、自分の人生は自分で決めるのです。