今日は「E.T.の日」でしたね。
そして明日は「バミューダ・トライアングルの日」です。
去年、これらについて書きましたので、興味のある方は過去ログに当たってください。
さて、十二月に入りまして、全国の神社で人形 ( ひとがた ) の受付が始まっています。
人形について、簡単に復習しておきましょう。
私たちは、日々の暮らしの中で、罪穢れを溜めています。
神道でいう罪とは、自他の御魂を傷つけることをいいます。
他人を苦しめることは勿論、自分自身を苦しめることも罪です。
怒り、憎しみ、嫉妬、後悔なども含まれます。
穢れとは「気枯れ」です。
これは、物凄くがっかりすることです。
大切な人を亡くした時、思い出の籠った大切な物をなくした時、ひどく裏切られた時など、気が枯れた状態になります。
罪汚れは、生活している限り、逃れることはできません。
これが溜まっていくと、運が悪くなります。
そこで、年に二回、神社で行われる大祓神事で祓っていただきます。
私たちは、名前を書くことで人形に罪汚れを移します。
コロナ騒動が始まる前は、息を吹きかけたり、具合の悪いところに擦りつけたりしました。
今は、ご遠慮くださいとしている神社が多いようです。
念を込めて線を引くだけでも移りますから、名前を書けば十分です。
この人形は、大晦日の大祓神事でお焚き上げされます。
水に溶ける紙を使っていて、川に流すところもあります。
いずれにせよ、前回、夏越しの大祓神事以降、半年間に溜まってしまった罪穢れを祓っていただけます。
日頃から、徳を積みも御魂磨きにも励んでいらっしゃる方は、たくさん祓っていただけるでしょう。
その自覚のない方は、少し多めに御玉串を差し出しましょう。
多すぎると、取られた、損した、みたいに感じて後悔しますから、気をつけてください。
後悔も罪ですから。
今からでも、徳を積み、御魂を磨いて、少しても多くの罪穢れを払っていただきましょう。
そして、清々しく、新しい年を迎えてください。