大晦日の夜に参拝して、神社で新年を迎える方も多いでしょう。
夜の神社は、邪気が多く集まりますから、あまりお勧めしませんが。
霊的なものに敏感でないなら、風情があって良いものです。
さて、「神社では感謝の祈りから」と、言われます。
特別な出来事がなくても、参拝できたことの感謝、平穏無事に過ごせていることの感謝など、感謝することはたくさんあるはずです。
あなたは、感謝の祈りから入っていますか。
これは、義務で感謝するものではありません。
「ねばならない」という思考は、神道にそぐわないものです。
さらに、「神社では感謝しかしてはならない」と教える人もいます。
しかし、神道に掟はありません。
感謝の祈りは、しなければならないからする、というものではありません。
義務で祈る時、心から感謝できていますか。
そうでないなら、感謝しない方が良いのです。
口先だけの感謝の祈りは、偽りを奏上しているわけですから。
感謝の気持ちが起きないのなら、願い事だけでも構いません。
その方が、素直で、神様に可愛がられるでしょう。
そして、何回も願い事をするために参拝を続けていれば、悟るはずです。
今回も、無事に参拝できたと。
そのありがたみを感じた時が、感謝の始まりです。
ありがたいと感じなければ、感謝なんてできません。
願い事が叶えば、誰でも感謝するでしょうけれど、滅多に叶いませんし。
叶うまで、通い続けてみてください。
通っているうちに、自然に感謝の気持ちが湧き上がってきます。
そうでない方は、まだまだ、参拝の回数が足りないということです。