明日2月19日は、二十四節気の第2「雨水」です。
明日1日だけを指す場合と、啓蟄までの2週間を指す場合があります。
雨水は、明日1日だけを指す場合の方が多いようです。
七十二候は、
初候・・・土脉潤起 ( つちのしょう うるおい おこる ) : 雨が降って土が湿り気を含む。
次候・・・霞始靆 ( かすみ はじめて たなびく ) : 霞がたなびき始める。
末候・・・草木萌動 ( そうもく めばえ いずる ) : 草木が芽吹き始める。
雨水には、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が解け始める頃という意味があります。
日本列島は南北に長いので、北国では、まだまだ積雪が続きますし、南国では春爛漫のちょっと手前といったところです。
京都に長く都がありましたから、平安京あたりが基準になるのは仕方がありません。
京の都では、梅が見頃を迎えます。
そう言えば、今上陛下が京都御所に移られる、という噂が一部にありました。
何もかも東京に集まってしまったゆえの弊害が出ていますから、皇居が京都に移ることには大いに賛成です。
あの噂は、どうなったのでしょう。
さて、「雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる」と、言われています。
この時期に、人形に厄を移して水に流したことが、雛人形の由来です。
年に2回、神社の大祓神事で人形 ( ひとがた ) をお焚き上げする、元の形です。
水が豊かになるこの時期に雛人形を飾り始めると、良縁がもたらされると考えました。
男女の縁だけでなく、自分を成長させてくれる人、富や幸せをもたらしてくれる人との良縁が結ばれると、いいですね。
雛人形の無い方は、イメージの世界で飾りましょう。