発する言葉は、思考よりも影響力が大きくなります。
当然、発する本人に一番影響を及ぼします。
「ネガティブな言葉を避けて、ポジティブな言葉を使うようにしましょう」とは、よく見かける言葉です。
それで、ネガティブな言葉に関しては、気がつくたびに修正していけばいいので、割と簡単です。
難しいのは、一見ネガティブでない言葉です。
例えば、「努力します。」
努力する、努力すると、いつも言っている人は、努力することに焦点が当たっています。
努力は、目的達成のための手段にすぎません。
努力が口癖の人は、いつの間にか、努力することが目的になってしまっています。
「勉強します。」、「頑張ります。」などについても、同じことが言えます。
そればかり口にしていると、勉強するのも、頑張るのも、そのこと自体が目的になってしまいます。
あなたは、そうなっていませんか。
神様の目から見れば、あるいは、御魂磨きの観点からすれば、頑張っていればそれでいいかもしれません。
しかし、この世に生まれてきたからには、結果を出す必要があります。
努力し、勉強し、頑張ったけれど残念だったね、という人生だとしたら満足できますか。
笑ってあの世に帰ることができますか。
努力も、勉強も、頑張ることも大切ですが、それは口に出さなくてもいいでしょう。
口にするなら、「成功します。」、「〇〇を達成します。」、「優勝します。」などの結果です。
北京五輪の前、羽生結弦選手は、「三連覇を達成します」と宣言すべきでした。
決勝進出が決まったカーリング女子日本代表は、「この運に乗じて、金メダルを取ります」と、インタビューで答えるべきでした。
ナンバーワンを目指す世界に生きているなら、勝負の前に「楽しみます」などというべきではありません。
言葉に発したとおり、楽しんだだけで、終わってしまいました。
口に出した言葉は、大きな力を持っています。
結果を口にして、望む結果を引き寄せてください。
焦点を当てるべきは、途中ではなく、ゴールにです。