アメリカの古い映画「底抜け大学教授」の中で、主人公のジュリアス・ケルプ教授が、スピーチで言った言葉です。
この映画は、コメディです。
小柄で冴えない化学の教授が、フットボール部に所属している大柄な学生にいたぶられて、みんなの前で恥をかかされます。
彼が助けてくれた女子学生ステラが忘れていった雑誌を拾うと、ボディビルの広告が目に入りました。
強くなりたい彼は、ジムに通います。
ところが、半年経っても、なんの成果もありませんでした。
そこで、医学の教授に相談したり、図書館で本を借りたりして、強くなる薬品を開発しました。
自分で人体実験した結果、彼は、イケメンで逞しい男に変身します。
そして、学生のダンスパーティーに出かけていって、ステラをダンスに誘ったり、ピアノを弾いたり、歌ったりして、注目を集めました。
ステラも他の学生も、変身した彼の正体には気づきません。
ただ、薬の効果は長続きせず、昼は冴えない教授、夜はプレイボーイの毎日です。
この映画を観てみたい方にネタバレするといけないので、これくらいでやめておきますが。
この文章だけを切り取ると、どうってことのない言葉ですが、映像があり、物語の流れの中で耳に入ってくると、感じ方は違います。
彼のスピーチは、心に刺さりました。
彼の言うとおり、自分自身は、一生を共に過ごす相手です。
自分を卑下して嫌っている人は、嫌いな人間と、ずっと一緒にいるわけです。
それで楽しいはずがありません。
自分が好きになれない方は、好きになる努力をしましょう。
知性を使って自分自身を観察、分析すれば、良いところ、好ましいところが、いくつも見つかるはずです。
欠点ばかりの人間なんて、いません。
客観的に自分自身を眺めて、好きになれる点を探してください。
そうして自分が大好きになったら、生涯、大好きな人と共にいられるのです。
毎日が楽しくて、幸せな人生になりますよ。