困ったときだけじゃない神頼み

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宗教書を読む 3

日本における主たる宗教は、仏教です。

 

仏教の経典は、いわゆるお経です。

 

お経は、主に釈迦の言行録や、今で言う「セミナーの文字起こし」みたいなものです。

 

決して、死者を成仏させるための魔法の呪文ではありません。

 

お経は、日本語に訳されたものを読みましょう。

 

経典には様々なものがありますが、「法華経」は、例えば岩波文庫ですと全四巻にもなる長いものです。

 

この中には、衆生を救済するための方法が、七つの例え話で語られています。

 

仏教はインドで生まれ、隋や唐を経由して日本にもたらされました。

 

それゆえに、支配者のための教え、指導者のための教えが主流です。

 

人の上に立つ立場にある方は、数ある経典の中でも、法華経くらいは読んでおくと良いでしょう。

 

深く学ぶのなら、聖徳太子による解説書「法華義疏 ( ほっけぎそ ) 」も合わせて読むと良いと思います。

 

現代の学者や僧侶による解説書がたくさん出ていますが、法華義疏は時の試練を経て残ってきたものですから、信頼できます。

 

また、読んで面白いのは「維摩 ( ゆいま )経」です。

 

在家の修行者である維摩が、釈迦の弟子・文殊菩薩と対等に問答を繰り広げます。

 

これも文庫本で読むことができます。

 

現在、手に入る維摩経は、かなりソフトなようでして、「本物はもっと面白い」そうです。

 

さあ、お彼岸ですし、仏教の経典に親しんでみませんか。