明日は、お釈迦様の誕生を祝う日です。
クリスマスと同様に、この日に生まれたとする確証はありません。
それよりも大切なことは、お釈迦様がこの世に生まれ、多くの教えを残してくれたことです。
とても、読み切れる量ではありません。
パラパラとめくっただけでとか、筒に書かれているものをクルクル回しただけで「読んだことにする」、お寺もあるくらいです。
もはや、まじないの世界です。
私たち在家の者は、日本語に訳されているものを、いくつか読むくらいでいいでしょう。
大蔵経を読破したところで、仏教の真髄には届かないと思います。
なぜなら、チベットの寺院には、まだ公開されていない経典が、たくさん眠っているからです。
また、「釈迦の教えは、らっきょに似たり。剥いても剥いても、皮ばかり。」とも言います。
経典を読んでいるうちに、飽きてしまうのです。
それはともかくとして。
明日は、仏教寺院で花祭りが行われます。
釈迦如来像に、甘茶をかけて、誕生を祝います。
釈迦如来は、お釈迦様の、あの世での姿です。
何かに特化したご利益はありません。
ですから、なんでも投げかけてみましょう。
真剣に向き合えば、答えが返ってくるでしょう。
真言は、「のうまく さまんだ ぼだなん ばく」
桜が咲いている地域では、素晴らしい花まつりが楽しめます。
寒い地域では、梅や桃の花ですね。