運が良くなりたいと、誰しもが思っていることでしょう。
ただ、ほとんどの場合、「運が良くなること = 楽できること」ではないでしょうか。
そして、今より運が良くならなくても食べていけるし、寝る場所もあるし、快適な人生を送っていける人でしょう。
つまり、ほとんどの人は、運がなくても生きていけるのです。
そうではなく、戦場にいるとか、非常に治安が悪い地域に住んでいるとかといった、命の危機に晒されていれば、運は必要でしょう。
また、経営者なら、一つの判断の失敗が、自分だけでなく、従業員やその家族まで路頭に迷わせてしまいます。
このような人にも、運が必要です。
そして、そのような人々は、切実に運を求めています。
切実ゆえに、アンテナが広く張り巡らされ、直感も冴えてきます。
あなたが、本当に運が良くなりたい、運が欲しいと思われるのなら、運が必要な立場に立てばいいのです。
生きるか死ぬか、極限の状態に身を置くのです。
普通の日本人なら、傭兵として戦場に行くわけにもいかないでしょうから、現実的には起業です。
会社員でいるより、経営者の方が圧倒的に運を必要とします。
また、何かの資格を取るのなら、それを取らなければ人生が終わってしまう立場に、自分を置くといいでしょう。
その資格が、今の実力では手が届かないほどハイレベルなものなら、なおよろしいでしょう。
運が無ければ取ることができないほどのものです。
努力で何とかなるものなら、運は要りません。
そういうものに運を欲しがる人は、ただ、楽したいだけです。
そして、そこに切実さは無いので、そのような人のところに運は来ません。
あなたは、それほど運を必要としない、平穏無事な人生を送りたいですか。
それても、絶対に運を必要とするような、スリリングな人生を送りたいですか。
後者の方が面白い人生であることだけは、確かです。