テレビは完全に受動的なものですから、点けっ放しにして他のことをやっていても、放送している内容が耳に入ります。
恐怖や不安を煽る報道が、しつこく繰り返されますから、やがてそれは潜在意識に入ってしまうでしょう。
うとうとしながら見る時が、一番危険です。
それは、潜在意識にコンタクトしやすい状態だからです。
目は閉じられても、耳を閉じることはできません。
潜在意識の開いた扉から、恐怖と不安を煽る内容が、大量に入ってきます。
気をつけてください。
テレビの次に運を悪くする原因となるものは、自分が発するネガティブな言葉です。
怒り、嫉妬、憎しみなどの強い感情を伴った言葉は、破壊力があります。
いつも怒っている人が、平穏でいられるわけがありません。
怒りや嫉妬、憎しみの感情が立ち上がるのは、仕方がありません。
立ち上がる瞬間は、コントロールできませんから。
その捌け口として、言葉に出すのがいけないのです。
立ち上がった感情は、味わってください。
そして、「私は怒っている」と思考できれば、感情は、かなり収まってるはずです。
収まれば、きつい言葉を放たないですみます。
運を悪くする言葉は、他にもあります。
愚痴、不平、不満、他人の悪口、自分を卑下する言葉、他人の足を引っ張る言葉などです。
破壊力はありませんが、ボクシングのボティブローのように、じわじわ効いてきます。
コロナ騒動の前は、仕事帰りに居酒屋に寄って、上司の不満や仕事の愚痴を言い合う、などということが、よくあったしょう。
その人たちは、自分で自分の足を引っ張っていたのです。
コロナ騒動における自粛のおかげで、この習慣がなくなった分だけ、運を悪くする原因が減ったはずです。
テレビは受動的ですが、言葉は能動的です。
言葉は、自分で選ぶことがてきます。
いつも、丁寧な言葉を使いましょう。
否定的な言葉を発しなければならない時は、言葉を選んでください。
書いた文字は消せますが、放った言葉は消えません。
つい、ネガティブな言葉を発してしまったら、「とほかみえみため」を心で唱えて、祓いましょう。
少しは、マシになります。
運を悪くしたくないなら、常日頃から、言葉遣いに気をつけてください。