神社に参拝した時、わずかな額を賽銭箱に放り込み、二拍手して「〇〇になれますように。」などの願い事をする。
殆どの人は、こんな感じでしょう。
このところ、神社参拝を扱うバラエティ番組がよく放送されていますから、もう少し作法に則る人が増えてきたとは思います。
鳥居の前で一礼する、参道の真ん中を歩かない、二礼二拍手などです。
それでもやはり、殆どの人は、いきなり願い事をするでしょう。
願い事の前に感謝の祈りを入れる方は、上級者と言えます。
しかし、祈りの前には、神様に挨拶することが大切です。
人に会う時も、同じです。
何か頼み事があって、よそ様の家を訪問したとき、挨拶しない人はいません。
神様に対しても、まず、挨拶からです。
それに当たるのが、以前に紹介した神社拝詞です。
もう一度、記しておきましょう。
神社拝詞
掛けまくも畏き○○神社の大前を拝み奉りて ( かけまくもかしこき○○じんじゃのおおまえをおがみまつりて )
恐み恐みも白さく ( かしこみかしこみももうさく )
大神等の広き厚き御恵みを辱み奉り ( おおかみたちのひろきあつきみめぐみを かたじけなみまつり )
高き尊き神教えのまにまに ( たかきとうときかみおしえのまにまに )
天皇を仰ぎ奉り ( すめらみことをあおぎたてまつり )
直き正しき真心もちて誠の道に違ふことなく ( なおきただしきまごころもちて まことのみちにたがうことなく )
負ひ持つ業に励ましめ給ひ ( おいもつわざにはげましめたまい )
家門高く身健やかに ( いえかどたかく みすこやかに )
世のため人のために尽くさしめ給へと ( よのためひとのためにつくさしめたまえと )
恐み恐みも白す ( かしこみかしこみももうす )
是非、覚えてください。
そして、これを唱えてから祈るのと、いきなり祈るのと、結果に違いがあるかどうか、実験してみてください。
試してみて初めて、理解できます。