神社に参拝するから神棚は必要ない、などと考えている方はいないと思います。
神棚は必須とまでは言いませんが、無いよりは、あったほうがいいに決まってます。
神棚を設置しても、そこに神様が降臨されるわけではありません。
神棚は、いわば神社の出張所、神様との通信基地です。
神棚に祈りを捧げることで、神様に届きます。
また、神社で授かってきた御札から、御神氣が家中に行き渡ります。
御神氣とは、神様のエネルギーです。
それによって邪気が祓われ、住んでいる人の運が良くなっていきます。
神棚が無い方は、是非、設置してください。
設置すべき場所には、注意点がたくさんあって、いざとなると面倒かもしれません。
まず、鬼門 ( 家の中心から北東方向 ) 、その反対側の裏鬼門 ( 南西 ) の方角は避けてください。
高さは、立っている人の目より上。
東、東南、南向きになるようにしてください。
二階建て以上の住宅では、一階に設置し、神棚の上の階で人が歩かない場所。
集合住宅では、これはどうしようもありません。
この場合、天井に「雲」と書いた紙を貼り付けます。
神棚の真後ろが、トイレや風呂にならないようにしてください。
賃貸住宅で、勝手に設置できない場合は仕方がありません。
御札は箪笥の上などでも構いませんので、目より高い位置に置いてください。
目より高い位置にするのは、神様に対する敬意です。
ちなみに仏壇は座って祈りますから、神棚より低くなります。
場所がないからといって、仏壇の上に直接、御社や御札を置いてはいけません。
仏壇の真上に神棚を設置するのは、構いません。
棚の材料は、ホームセンターで手に入るもので構いません。
檜でなければダメだとか、そんな掟はありません。
合板と金属製のエル字棚受けを使えば、簡単に作ることができます。
神棚を設置すれば、神様に向かう気持ちも変わりますよ。