危機感を持ち、「〜を避けるために」という感情は、行動を促します。
同様に、「〜を見返してやる」も、行動への原動力になります。
復讐心や屈辱感、恨み、嫉妬心は、負の方へ向かうと犯罪や自死に繋がります。
これを正の方に向ければ、自らの目標達成への強いエネルギーになります。
これらは、決して明るいもの、軽いものではありません。
心は、荒んでいるでしょう。
夢を実現するんだという希望に満ちているのではなく、相手よりも上に立って「見返してやる」と思っているのです。
暗く、ドロドロした感情です。
それでも、強い推進力を得て、目標達成に向けて進んでいけます。
一歩も動かず、昨日と同じ今日を繰り返すだけの人生に比べたら、確実に進歩しています。
経験も積み、学ぶことも多いでしょう。
目標を達成した時には、復讐心など、すっかり忘れているかもしれません。
敵だと思っていた相手よりも、自分は遥か上にいるのですから。
逆に、成功して力を得たことで、本当に復讐を実行してしまうかもしれません。
「見返してやる」という動機は、諸刃の剣です。
でも、使う価値はありますよ。