行動を促すために、ネガティブな感情を使いましょうと書いてきました。
ポジティブな感情は、誰かの心ない一言で消えてしまうことがあります。
しかしネガティブな感情は、誰に何を言われても消えません。
それどころか、とやかく言われるほど強くなる傾向があります。
活用しない手は無いでしょう。
ただし、条件があります。
あなたは、「ネガティブな感情は悪いものだ」と思っていませんか。
そう思っている限り、これをうまく活用することはできません。
悪いものだと信じているのですから、使えば使うほど、罪悪感が募ります。
やがて自己嫌悪、自己否定に陥ってしまうでしょう。
ネガティブな感情は、本能的なものであり、自然のものです。
身を守るために必要なものです。
自分が持っているネガティブな感情を、一つずつ洗い出してみてください。
そして、その感情を持っていることを認めます。
「こんなことを感じてはいけない」と否定しないで、「そう感じるのは当然のことだ」と、認めましょう。
それが第一段階です。
認めたら、そういう自分であることを受け入れます。
「私はそう感じるのだ。それが何か ? 」
「私はそう感じるのだ。それがどうかしたのか ? 」
そして、これからも、そのネガティブ感情を持つことを自分に許可します。
ここまできたら、もはや悪いものだとは思っていないので、いくらでも活用できます。
それは他人に毀損されることのない、強いエネルギー源です。
どんどん活用して、人生を広げていきましょう。