「とほかみえみため」は、天皇陛下が唱えられる唯一の祝詞です。
「とほかみ」とは「遠神」、遠い神、遠津御親の神、すなわち、御先祖様をさします。
もう一つの意味として、十柱の神様をさします。
これは、造化三神 ( 天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神 )、三貴神 ( 天照大神、月読尊、素戔嗚尊 )、伊弉諾尊、伊弉冉尊、ウマシアシカビヒコジノミコト、天常立神の十柱です。
「えみため」は「笑みたまえ」で、微笑んでください、ご覧になってくださいといった意味です。
私たちの先祖を遡っていくと、最後は神様に行き着きます。
最初の神様である天之御中主神から両親まで、直系の血脈の御先祖様全てに、御加護をいただける祝詞が、「とほかみえみため」です。
これを知れば、唱えないという選択は無いでしょう。
唱え方に決まりはありません。
平坦に、一文字ずつ発音するのがいいでしょう。
声に出してもいいですし、心の中で唱えても構いません。
マントラを繰り返すように、回数に拘らず、何回でも唱えてください。
ちなみに天皇陛下は、40回唱えられます。
私たちが唱えるのは宮中祭祀ではありませんから、何回でも良いのです。
また、YouTubeで初音ミクバージョンがアップされていますから、それを流しっぱなしにしても良いでしょう。
開運のために、ご活用ください。