妄想とは、幸せな未来のイメージです。
不幸な未来のイメージは、心配でしかありません。
心配はできるのに妄想はできない、という人もいます。
そういう人は、無理して、より良いイメージを持とうとすると、それがストレスになります。
「そんなことが起きるわけがない、幸せになれるわけがない、それを得ることなど不可能だ」と、返ってネガティブな感情が強くなってしまいます。
幸せな未来を妄想し、幸せな未来を確定させたら、あとは、来たものを全て受け容れて、その未来に近づいていくだけなのですが。
妄想が苦手な人は、幸せな未来を確定できません。
それをしようとしも、ネガティブ感情によって、不幸な未来を確定してしまいます。
そうなると、やってくるのは嫌な出来事ばかり、いつまで経っても思い通りにいかない人生です。
そのような方は、「今」に集中しましょう。
神道には、「中今」の思想があります。
過去も未来も全て今にある、という考え方です。
また、未来の心配をしたり、過去を悔やんだりと、ふらふらする気持ちを「今ここにいる」と、固定する考えでもあります。
この考えでは、未来は、今の積み重ねです。
今、今、今と連続する今の先にあるのが、未来です。
今できることの最善を尽くしていけば、未来は良くなっていきます。
未来を心配する必要はありません。
妄想が苦手な方は、今だけ見て、今に最善を尽くしてください。