お盆に帰ってくるのは、家代々の「家系の御先祖様」です。
幼くして亡くなった人や、結婚せずに生涯を終えた人もいます。
日本では、平安時代から庶民も苗字を持っていました。
歴史があるので、その数は多く、30万種類ほどもあります。
ちなみに最も多いのはアメリカで、約150万種類あり、これは、世界中から移民を受け入れているからです。
それはともかくとして。
普通の家では、「〇〇家先祖代々」を調べても、7から8代くらいが限度でしょう。
しかし、記録に残っていなくても、もっと、もっと前から、あなたの家系は続いているのです。
家系の御先祖様は、イメージしているよりも沢山いらっしゃいます。
中には、家を存続させるために命を賭して戦った方、犠牲になった方もいらっしゃるでしょう。
子孫のために、多くの徳を残した方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、ロクでもない先祖もいますが、全ての御先祖様に感謝しましょう。
あなたは、誰かに感謝されると嬉しいでしょう。
何かをしてあげたとき、あまりにも感謝されすぎたら、どう思いますか。
感謝してくれる人に対して、「与えたい」と思うはずです。
御先祖様も、同じ人間ですから、そう思うでしょう。
嫁ぎ先、養子先の御先祖様も、同じです。
御先祖様と縁があったから、その家系に入ったのです。
縁のある子孫は、他人とは比べ物にならないくらい可愛いに違いありません。
特にお盆の期間は、感謝して、感謝して、感謝を極めましょう。