赦せ赦せと言われても、そう簡単に赦せない人はいます。
他の人は赦しても、「あいつだけは赦せない」と思う人はいるものです。
いくら理性で分析しても、感情が赦しません。
そんなときは、口先だけで結構ですから、「私は汝を赦してやる」と、上から目線で、下々の者に恩赦を与える感じで言ってみてください。
「赦してつかわす」でも、構いません。
感情を込める必要は、ありません。
あなたの方が、相手よりも遥に身分が上であるという設定です。
赦された相手は、スゴスゴと国を去っていくイメージを持つと、なお良いでしょう。
その後、相手のことを思い出したら、「赦す」と、一言呟くだけです。
「汝に幸あれ」と、一言、祝福してやっても構いません。
赦して放免してやったのですから、もう、追いかけません。
しかし、相手が家族だったり、職場の人だったりで、なかなか縁を切れない場合は、少し厄介です。
顔を合わせるたびに嫌な思いをしますし、悪感情を抱かせるような別のことをされるかもしれません。
この場合は、感情が赦すまで、上に記したことを続けてください。
赦し続けていると、相手の言動に変化があるはずです。
そういうものを楽しめる余裕が持てたら、もう大丈夫ですよ。